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91念仏者追放宣旨事

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 早く僧の隆寛・幸西・空阿弥陀仏の度縁を取り進すべき事の書・権大納言源朝臣雅親勅を宣奉するに件の隆寛等の坐せらるること配流宜く彼の寺に仰せて度縁を取り進せしむ可し、者れば宜く承知して宣に依つて之を行うべし違失ある可からず。  嘉禄三年七月六日 左大史小槻宿禰在り判  左少弁藤原朝臣在り判  大政官の

92念仏者追放宣旨事

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 中納言律師御房  隆寛律師専修の張本たるに依つて山門より訴え申すの間・陸奥に配流せられ畢んぬ而るに衆徒尚申す旨有り仍つて配所を改めて対馬の嶋に追い遣らる可きなり、当時東国の辺に経回すと云云不日に彼の島に追い遣らる可きの由関東に申さる可し、者れば殿下の御気色に依つて執達件の如し。  嘉禄三年九月二十

93念仏者追放宣旨事

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 右当寺四至の内に破戒不善の専修念仏の輩法に任せて制止ある可く候更に以て芳心有る可からず候、若し猶寺家の力に拘わらずんば事の由を申し上ぐ可く候、謹んで請くる所件の如し。  建保七年閏二月四日 権律師良暁  左弁官下す 綱所  まさに諸寺の執務人に下知して専修念仏の輩を糾断せしむべき事。  右・左大臣

94念仏者追放宣旨事

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 建保七年閏二月二十二日之を行う。  頃年以来無慚の徒・不法の侶・如如の戒行を守らず処処の厳制を恐れず恣に念仏の別宗を建て猥りに衆僧の勤学を謗ず、しかのみならず内には妄執を凝らして仏意に乖き外には哀音を引いて人心を蕩かす遠近併ら専修の一行に帰し緇素殆んど顕密の両教を褊す仏法の衰滅而も斯に由る自由の奸

95念仏者追放宣旨事

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て実名之を獻ず、専修念仏の張本の事・唯仏・鏡仏・智願・定真・円真・正阿弥陀仏・名阿弥陀仏・善慧・道弁・真如堂狼藉の張本なり已上、唐橋油小路並に八条大御堂六波羅の総門の向いの堂・已上・当時興行の所なり。  延暦寺 別院雲居寺  早く一向専修の悪行を禁断す可き事  右頃年以来、愚蒙の結党・姧宄の会衆を名

96念仏者追放宣旨事

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 近来二つの妖怪有り人の耳目を驚かす所謂達磨の邪法と念仏の哀音となり。  顕密の法門に属せず王臣の祈請を致さず誠に端拱にして世を蔑り暗証にして人を軽んず小生の浅識を崇めて見性成仏の仁と為し耆年の宿老を笑うて螻蟻蟁蝱の類に擬す論談を致さざれば才の長短を表さず決択に交らざれば智の賢愚を測らず、唯牆壁に向

97念仏無間地獄抄

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念仏無間地獄抄 建長七年 三十四歳御作  念仏は無間地獄の業因なり法華経は成仏得道の直路なり早く浄土宗を捨て法華経を持ち生死を離れ菩提を得可き事法華経第二譬喩品に云く「若人信ぜずして此の経を毀謗せば、即ち一切世間の仏種を断ぜん、其の人命終して阿鼻獄に入らん、一劫を具足して劫尽きなば更生れん、是く

98念仏無間地獄抄

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陀薬師大日等を憑み奉る人は二十逆罪の咎に依つて悪道に堕つ可きなり、浄土の三部経とは釈尊一代五時の説教の内第三方等部の内より出でたり、此の四巻三部の経は全く釈尊の本意に非ず三世諸仏出世の本懐にも非ず唯暫く衆生誘引の方便なり譬えば塔をくむに足代をゆふが如し念仏は足代なり法華は宝塔なり法華を説給までの方便

99念仏無間地獄抄

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り、善導念仏し給へば口より仏の出給うと云つて称名念仏一遍を作すに三体づつ口より出給けりと伝へたり、毎日の所作には阿弥陀経六十巻・念仏十万遍是を欠く事なし、諸の戒品を持つて一戒も破らず三衣は身の皮の如く脱ぐ事なく鉢缾は両眼の如く身を離さず精進潔斎す女人を見ずして一期生不眠三十年なりと自歎す、凡そ善導の

100念仏無間地獄抄

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の上に落て腰骨を打折て、二十四日に至るまで七日七夜の間悶絶躄地しておめきさけびて死し畢ぬ、さればにや是程の高祖をば往生の人の内には入れざるらんと覚ゆ此事全く余宗の誹謗に非ず法華宗の妄語にも非ず善導和尚自筆の類聚伝の文なり云云、而も流を酌む者は其の源を忘れず法を行ずる者は其の師の跡を踏む可し云云浄土門

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日蓮大聖人御書

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