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341四信五品抄

341ページ

釈に付く可きか然りと雖も好みに随て之を示さん、文句の九に云く「初心は縁に紛動せられて正業を修するを妨げんことを畏る直ちに専ら此の経を持つ即ち上供養なり事を廃して理を存するは所益弘多なり」と、此の釈に縁と云うは五度なり初心の者兼ねて五度を行ずれば正業の信を妨ぐるなり、譬えば小船に財を積んで海を渡るに財

342四信五品抄

342ページ

や竜樹・天台皆此の意なり重ねて示す可し。  問う何が故ぞ題目に万法を含むや、答う章安の云く「蓋し序王とは経の玄意を叙す玄意は文の心を述す文の心は迹本に過ぎたるは莫し」妙楽の云く「法華の文心を出して諸教の所以を弁ず」云云、濁水心無けれども月を得て自ら清めり草木雨を得豈覚有つて花さくならんや妙法蓮華経の

343四信五品抄

343ページ

なり王法も二に非ず法定まり国清めり其の功を論ぜば源已今当の文より出でたり其の後弘法・慈覚・智証の三大師事を漢土に寄せて大日の三部は法華経に勝ると謂い剰さえ教大師の削ずる所の真言宗の宗の一字之を副えて八宗と云云、三人一同に勅宣を申し下して日本に弘通し寺毎に法華経の義を破る是偏に已今当の文を破らんと為し

344下山御消息

344ページ

 法華経と大日経・華厳・般若・深密・楞伽・阿弥陀経等の経経の勝劣・浅深等を先として説き給いしを承り候へば法華経と阿弥陀経等の勝劣は一重二重のみならず天地雲泥に候けり、譬ば帝釈と猿猴と鳳凰と烏鵲と大山と微塵と日月と螢炬等の高下勝劣なり、彼彼の経文と法華経とを引き合せてたくらべさせ給いしかば愚人も弁えつ

345下山御消息

345ページ

心に収めて口にも出だし給はず、大唐の終南山の豊徳寺の道宣律師の小乗戒を日本国の三所に建立せり此れ偏に法華宗の流布すべき方便なり、大乗出現の後には肩を並べて行ぜよとにはあらず例せば儒家の本師たる孔子老子等の三聖は仏の御使として漢土に遣されて内典の初門に礼楽の文を諸人に教えたりき、止観に経を引いて云く「

346下山御消息

346ページ

而るを初心の行者・深位の菩薩の様に彼彼の経経と法華経とを並べて行ずれば不正直の者となる、世間の法にも賢人は二君に仕へず貞女は両夫に嫁がずと申す是なり、又私に異議を申すべきにあらず。  如来は未来を鑑みさせ給いて我が滅後正法一千年・像法一千年・末法一万年が間我が法門を弘通すべき人人並に経経を一一にきり

347下山御消息

347ページ

らむとて雲先おこるが如し、日出雨下て後の星雲はなにかせん而るに今は時過ぬ又末法に入りて之を修行せば重病に軽薬を授け大石を小船に載するが如し修行せば身は苦く暇は入りて験なく華のみ開きて菓なからん、故に教大師・像法の末に出現して法華経の迹門の戒定慧の三が内・其の中・円頓の戒壇を叡山に建立し給いし時二百五

348下山御消息

348ページ

涅槃の後無量百歳に四道の聖人も悉く復涅槃せん正法滅して後像法の中に於いて当に比丘有るべし、持律に似像し少く経を読誦し飲食を貪嗜して其の身を長養せん、乃至袈裟を服すと雖も猶猟師の細視徐行するが如く猫の鼠を伺うが如く外には賢善を現し内には貪嫉を懐き啞法を受けたる婆羅門等の如く実に沙門に非ずして沙門の像を

349下山御消息

349ページ

余が口を塞がんとはげみしなり、又経に云く「汝を供養する者は三悪道に堕つ」等云云、在世の阿羅漢を供養せし人尚三悪道まぬかれがたし、何に況や滅後の誑惑の小律の法師原をや、小戒の大科をばこれを以て知んぬ可し、或は又驢乳にも譬えたり還つて糞となる、或は狗犬にも譬えたり大乗の人の糞を食す、或は猨猴或は瓦礫と云

350下山御消息

350ページ

日が間に若一雨も下らば御弟子となりて二百五十戒具さに持たん上に、念仏無間地獄と申す事ひがよみなりけりと申すべし余だにも帰伏し奉らば我弟子等をはじめて日本国・大体かたぶき候なん」と云云、七日が間に三度の使をつかはす、然れどもいかんがしたりけむ一雨も下らざるの上、頽風・飈風・旋風・暴風等の八風・十二時に

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日蓮大聖人御書

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