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411十如是事
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るを如来とも覚とも聖人とも智者とも云うなり、かう解り明かに観ずれば此の身頓て今生の中に本覚の如来を顕はして即身成仏とはいはるるなり、譬えば春夏・田を作りうへつれば秋冬は蔵に収めて心のままに用うるが如し春より秋をまつ程は久しき様なれども一年の内に待ち得るが如く此の覚に入つて仏を顕はす程は久しき様なれど
412一念三千法門
412ページ
一念三千法門 正嘉二年 三十七歳御作 法華経の余経に勝れたる事何事ぞ此の経に一心三観・一念三千と云う事あり、薬王菩薩・漢土に出世して天台大師と云われ此の法門を覚り給いしかども先ず玄義十巻・文句十巻・覚意三昧・小止観・浄名疏・四念処・次第禅門等の多くの法門を説きしかども此の一念三千の法門をば談
413一念三千法門
413ページ
十界の衆生・各互に十界を具足す合すれば百界なり百界に各各十如を具すれば千如なり、此の千如是に衆生世間・国土世間・五陰世間を具すれば三千なり、百界と顕れたる色相は皆総て仮の義なれば仮諦の一なり千如は総て空の義なれば空諦の一なり三千世間は総じて法身の義なれば中道の一なり、法門多しと雖も但三諦なり此の三
414一念三千法門
414ページ
念念に一心三観・一念三千の謂を観ずれば我が身本覚の如来なること悟り出され無明の雲晴れて法性の月明かに妄想の夢醒て本覚の月輪いさぎよく父母所生の肉身・煩悩具縛の身・即本有常住の如来となるべし、此を即身成仏とも煩悩即菩提とも生死即涅槃とも申す、此の時法界を照し見れば悉く中道の一理にて仏も衆生も一なり、さ
415一念三千法門
415ページ
とも等覚以下は仰いで此の経を信ず可し況や諸仏出世の本懐なり、禅宗は観心を本懐と仰ぐとあれども其は四種の一面なり、一念三千・一心三観等の観心計りが法華経の肝心なるべくば題目に十如是を置くべき処に題目に妙法蓮華経と置かれたる上は子細に及ばず、又当世の禅宗は教外別伝と云い給うかと思へば又捨られたる円覚経等
416一念三千法門
416ページ
あるものなり況や人界をや、法華経の行者は如説修行せば必ず一生の中に一人も残らず成仏す可し、譬えば春夏田を作るに早晩あれども一年の中には必ず之を納む、法華の行者も上中下根あれども必ず一生の中に証得す、玄の一に云く「上中下根皆記莂を与う」と云云、観心計りにて成仏せんと思ふ人は一方かけたる人なり、況や教外
417十法界事
417ページ
十 法 界 事 正元元年 三十八歳御作 二乗三界を出でざれば即ち十法界の数量を失う云云、問う十界互具を知らざらん者六道流転の分段の生死を出離して変易の土に生ず可きや、答う二乗は既に見思を断じ三界の生因無し底に由つてか界内の土に生る事を得ん是の故に二乗永く六道に生ぜず、故に玄の第二に云く「夫れ
418十法界事
418ページ
第三重の難に云く所立の義誠に道理有るに似たり委く一代聖教の前後を撿うるに法華本門並に観心の智慧を起さざれば円仏と成らず、故に実の凡夫にして権果だも得ず所以に彼の外道五天竺に出でて四顚倒を立つ、如来出世して四顚倒を破せんが為に苦・空等を説く此れ則ち外道の迷情を破せんが為なり、是の故に外道の我見を破し
419十法界事
419ページ
可なり、所以は如来の説教は機に備りて虚からず是を以て頓等の四教・蔵等の四教八機の為に設くる所にして得益無きに非ず、故に無量義経には「是の故に衆生の得道差別あり」と説く、誠に知んぬ「終に無上菩提を成ずることを得ず」と説くと雖も・而も三法・四果の益無きに非ず、但是れ速疾頓成と歴劫迂回との異なるのみ、是れ
420十法界事
420ページ
事の文・妙法華経・皆是真実の証誠皆以て無益なり皆是真実の言は豈一部八巻に亘るに非ずや、釈迦・多宝・十方分身の舌相至梵天の神力・三世諸仏の誠諦不虚の証誠・空く泡沫に同ぜん、但し小乗の断常の二見に至つては且く大乗に対して小乗を以て外道に同ず小益無きに非ざるなり、又七方便並に究竟の滅に非ざるの釈・或は復但
日蓮大聖人御書
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十如是事 411ページ
るを如来とも覚とも聖人とも智者とも云うなり、かう解り明かに観ずれば此の身頓て今生
一念三千法門 412ページ
一念三千法門 正嘉二年 三十七歳御作 法華経の余経に勝れたる事何事ぞ此の
一念三千法門 413ページ
十界の衆生・各互に十界を具足す合すれば百界なり百界に各各十如を具すれば千如なり
一念三千法門 414ページ
念念に一心三観・一念三千の謂を観ずれば我が身本覚の如来なること悟り出され無明の雲
一念三千法門 415ページ
とも等覚以下は仰いで此の経を信ず可し況や諸仏出世の本懐なり、禅宗は観心を本懐と仰
一念三千法門 416ページ
あるものなり況や人界をや、法華経の行者は如説修行せば必ず一生の中に一人も残らず成
十法界事 417ページ
十 法 界 事 正元元年 三十八歳御作 二乗三界を出でざれば即ち十法界の
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第三重の難に云く所立の義誠に道理有るに似たり委く一代聖教の前後を撿うるに法華本
十法界事 419ページ
可なり、所以は如来の説教は機に備りて虚からず是を以て頓等の四教・蔵等の四教八機の
十法界事 420ページ
事の文・妙法華経・皆是真実の証誠皆以て無益なり皆是真実の言は豈一部八巻に亘るに非
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