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421十法界事

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身の断惑なりと知らず、三乗四乗の智慧は四悪趣を脱るるに似たりと雖も互に界界を隔つ而も皆是れ一体なり、昔の経は二乗は但自界の見思を断除すると思うて六界の見思を断ずることを知らず菩薩も亦是くの如し自界の三惑を断尽せんと欲すと雖も六界・二乗の三惑を断ずることを知らず、真実に証する時は一衆生即十衆生・十衆生

422十法界事

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れば有名無実なり。  故に涌出品に至つて爾前迹門の断無明の菩薩を「五十小劫・半日の如しと謂えり」と説く是れ則ち寿量品の久遠円仏の非長非短・不二の義に迷うが故なり、爾前迹門の断惑とは外道の有漏断の退すれば起るが如し未だ久遠を知らざるを以て惑者の本と為すなり、故に四十一品断の弥勒・本門立行の発起・影響・

423十法界事

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云く「如来太子為りし時釈の宮を出でて伽耶城を去ること遠からず、乃至四十余年を過ぐ」已上仏答えて云く「一切世間の天人及び阿修羅は皆今の釈迦牟尼仏は釈氏の宮を出で伽耶城を去ること遠からずして三菩提を得たりと謂えり我実に成仏してより以来」已上、我実成仏とは寿量品已前を未顕真実と云うに非ずや是の故に記の九に

424爾前二乗菩薩不作仏事

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 爾前二乗菩薩不作仏事 正元元年 三十八歳御作  問うて云く二乗永不成仏の教に菩薩の作仏を許す可きや、答えて云く楞伽経第二に云く「大慧何者か無性乗なる、謂く一闡提なり・大慧・一闡提とは涅槃の性無し何を以ての故に解脱の中に於て信心を生ぜず涅槃に入らず、大慧・一闡提とは二種あり何等をか二と為す一には

425爾前二乗菩薩不作仏事

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又成じ難きか。  問うて云く二乗成仏之無ければ菩薩の成仏も之無き正き証文如何、答えて云く涅槃経三十六に云く「仏性は是れ衆生に有りと信ずと雖も必ず一切に皆悉く之有らず是の故に名けて信不具足と為す」と三十六本三十二、此の文の如くんば先四味の諸菩薩は皆一闡提の人なり二乗作仏を許さず二乗の作仏を成ぜざるのみ

426爾前二乗菩薩不作仏事

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を成ずること能わず阿含・方等・般若も亦爾なり後番の五味・皆成仏道の本懐なる事能わず、今此の妙経は十界皆成仏道なること分明なり彼の達多無間に堕するに天王仏の記を授け竜女成仏し十羅刹女も仏道を悟り阿修羅も成仏の総記を受け人・天・二乗・三教の菩薩・円妙の仏道に入る、経に云く我が昔の所願の如きは今者已に満足

427十法界明因果抄

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 十法界明因果抄 文応元年四月 三十九歳御作  沙門日蓮撰  八十華厳経六十九に云く「普賢道に入ることを得て十法界を了知す」と、法華経第六に云く「地獄声・畜生声・餓鬼声・阿修羅声・比丘声比丘尼声人道・天声天道・声聞声・辟支仏声・菩薩声・仏声」と已上十法界名目なり。  第一に地獄界とは観仏三昧経に云

428十法界明因果抄

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ぜん乃至其の人命終して阿鼻獄に入らん」文、此の文の意は小乗の三賢已前・大乗の十信已前・末代の凡夫の十悪・五逆・不孝父母・女人等を嫌わず此等法華経の名字を聞いて或は題名を唱え一字・一句・四句・一品・一巻・八巻等を受持し読誦し乃至亦上の如く行ぜん人を随喜し讃歎する人は法華経よりの外、一代の聖教を深く習い

429十法界明因果抄

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昧を得て一代聖教を覚れり、仏入滅の後・阿闍世王・阿難を帰依し奉る、仏の滅後四十年の比阿難尊者・一の竹林の中に至るに一りの比丘有り一の法句の偈を誦して云く「若し人生じて百歳なりとも水の潦涸を見ずんば生じて一日にして之を覩見することを得るに如かず」已上、阿難此の偈を聞き比丘に語つて云く此れ仏説に非ず汝修

430十法界明因果抄

430ページ

経を毀謗せば○常に地獄に処すること園観に遊ぶが如く余の悪道に在ること己が舎宅の如し」文、慳貪・偸盗等の罪に依つて餓鬼道に堕することは世人知り易し、慳貪等無き諸の善人も謗法に依り亦謗法の人に親近し自然に其の義を信ずるに依つて餓鬼道に堕することは智者に非ざれば之を知らず能く能く恐る可きか。  第三に畜生

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