自由語検索 検索結果一覧

検索結果は1,619件でした。
それぞれの御書名をクリックすると御書の本文がご覧になれます。

最初前へ

441教機時国抄

441ページ

の中にも法華経の国為る可きなり瑜伽論・肇公の記・聖徳太子・伝教大師・安然等の記之有り是れ国を知れる者なり、而るに当世の学者日本国の衆生に向つて一向に小乗の戒律を授け一向に念仏者等と成すは「譬えば宝器に穢食を入れたるが如し」等云云宝器の譬・伝教大師の守護章に在り、日本国には欽明天皇の御宇に仏法百済国よ

442教機時国抄

442ページ

ば法華経の行者に非ず之を顕すは法華経の行者なり、而れども必ず身命を喪わんか、例せば師子尊者・提婆菩薩等の如くならん云云。  二月十日 日 蓮 花押

443顕謗法抄

443ページ

顕 謗 法 抄 弘長二年 四十一歳御作  本朝沙門日蓮撰  第一に八大地獄の因果を明し、第二に無間地獄の因果の軽重を明し、第三に問答料簡を明し、第四に行者弘経の用心を明す。  第一に八大地獄の因果を明さば、  第一に等活地獄とは此の閻浮提の地の下・一千由旬にあり此の地獄は縦広斉等にして一万由旬な

444顕謗法抄

444ページ

るべきか、況や其外山野の鳥鹿・江海の魚鱗を日日に殺すものをや、何に況や牛馬人等を殺す者をや。  第二に黒繩地獄とは等活地獄の下にあり縦広は等活地獄の如し、獄卒・罪人をとらえて熱鉄の地にふせて熱鉄の繩をもつて身にすみうつて熱鉄の斧をもつて繩に随つてきり・さきけづる又鋸を以てひく・又左右に大なる鉄の山あ

445顕謗法抄

445ページ

を打つて熱鉄の地をはしらしむ、或は熱鉄のいりだなにうちかへし・うちかへし此の罪人をあぶる、或は口を開て・わける銅のゆを入るれば五臓やけて下より直に出ず、寿命をいはば人間の四百歳を第四の都率天の一日一夜とす、又都率天の四千歳なり都率天の四千歳の寿を一日一夜として此の地獄の寿命四千歳なり、此の地獄の業因

446顕謗法抄

446ページ

中に堕つべし、邪見とは有人の云く人飢えて死ぬれば天に生るべし等と云云、総じて因果をしらぬ者を邪見と申すなり世間の法には慈悲なき者を邪見の者という、当世の人人此の地獄を免れがたきか。  第七に大焦熱地獄とは焦熱の下にあり縦広前の如し、前の六つの地獄の一切の諸苦に十倍して重く受るなり、其の寿命は半中劫な

447顕謗法抄

447ページ

よく・はかりをもうべきか。  第八に大阿鼻地獄とは又は無間地獄と申すなり欲界の最底大焦熱地獄の下にあり此の地獄は縦広八万由旬なり、外に七重の鉄の城あり地獄の極苦は且く之を略す前の七大地獄並びに別処の一切の諸苦を以て一分として大阿鼻地獄の苦一千倍勝れたり、此の地獄の罪人は大焦熱地獄の罪人を見る事他化自

448顕謗法抄

448ページ

や、答えて云く誹謗正法の重罪なり、問うて云く証文如何、答えて云く法華経第二に云く「若し人信ぜずして此の経を毀謗せば乃至其の人命終して阿鼻獄に入らん」等と云云、此の文に謗法は阿鼻地獄の業と見へたり、問うて云く五逆と謗法と罪の軽重如何、答て云く大品経に云く「舎利弗仏に白して言く世尊五逆罪と破法罪と相似す

449顕謗法抄

449ページ

もうあらあら・しめすべし、答えて云く涅槃経第五に云く「若し人有りて如来は無常なりと言わん云何ぞ是の人舌堕落せざらん」等云云、此の文の心は仏を無常といはん人は舌堕落すべしと云云、問うて云く諸の小乗経に仏を無常と説かるる上又所化の衆皆無常と談じき若爾らば仏・並に所化の衆の舌堕落すべしや、答えて云く小乗経

450顕謗法抄

450ページ

は古の謗法者の料簡に似たり、但し且く汝等が料簡に随て尋ね明らめん、問う法華已前に二乗作仏を嫌いけるを今未顕真実というとならば先ず決定性の二乗を仏の永不成仏と説かせ給し処処の経文ばかりは未顕真実の仏の妄語なりと承伏せさせ給うか、さては仏の妄語は勿論なり若し爾らば妄語の人の申すことは有無共に用いぬ事にて

最初前へ

日蓮大聖人御書

検索結果一覧

検索結果は1,619件でした。
それぞれの御書名をクリックすると御書の本文がご覧になれます。


  • 自由語検索
※複数入力の場合、単語をスペースで区切ってください。
検索オプション