御書本文

法華行者逢難事
967ページ

り、仍て執達件の如し。
 文永十年十二月七日 沙門観恵上る
 依智六郎左衛門尉殿等云云。
 此の状に云く悪行を巧む等云云、外道が云く瞿曇は大悪人なり等云云、又九横の難一一に之在り、所謂琉璃殺釈と乞食空鉢と寒風索衣とは仏世に超過せる大難なり、恐くは天台・伝教も未だ此の難に値いたまわず当に知るべし三人に日蓮を入れ四人と為して法華経の行者末法に有るか、喜い哉況滅度後の記文に当れり悲い哉国中の諸人阿鼻獄に入らんこと茂きを厭うて之を子細に記さず心を以て之を推せよ。
 文永十一年甲戌正月十四日 日 蓮花押
 一切の諸人之を見聞し志有らん人人は互に之を語れ。

この御書の最初のページ前のページ
タイトル 聖寿 対告衆 述作地
法華行者逢難事 53 富木常忍 佐渡

日蓮大聖人御書

検索結果詳細 御書本文

法華行者逢難事 967ページ

り、仍て執達件の如し。
 文永十年十二月七日 沙門観恵上る
 依智六郎左衛門尉殿等云云。
 此の状に云く悪行を巧む等云云、外道が云く瞿曇は大悪人なり等云云、又九横の難一一に之在り、所謂琉璃殺釈と乞食空鉢と寒風索衣とは仏世に超過せる大難なり、恐くは天台・伝教も未だ此の難に値いたまわず当に知るべし三人に日蓮を入れ四人と為して法華経の行者末法に有るか、喜い哉況滅度後の記文に当れり悲い哉国中の諸人阿鼻獄に入らんこと茂きを厭うて之を子細に記さず心を以て之を推せよ。
 文永十一年甲戌正月十四日 日 蓮花押
 一切の諸人之を見聞し志有らん人人は互に之を語れ。


  • 自由語検索
※複数入力の場合、単語をスペースで区切ってください。
検索オプション