御書本文
窪尼御前御返事
窪尼御前御返事 弘安三年六月 五十九歳御作
仏の御弟子の中にあなりちと申せし人はこくぼん王の御子いえにたからを・みてて・おはしき、のちに仏の御でしとなりては天眼第一のあなりちとて三千大千世界を御覧ありし人、法華経の座にては普明如来とならせ給う、そのさきのよの事をたづぬれば・ひえのはんを辟支仏と申す仏の弟子にくやうせしゆへなり、いまの比丘尼はあわのわさごめ山中にをくりて法華経にくやうしまいらせ給う、いかでか仏にならせ給はざるべき、恐恐謹言。
六月二十七日 日 蓮 花押
くぼの尼御前御返事
窪尼御前御返事
窪尼御前御返事 弘安四年十二月 六十歳御作
しなじなのものをくり給て候。
善根と申すは大なるによらず又ちいさきにもよらず・国により人により時により・やうやうにかわりて候、譬へばくそをほして・つきくだき・ふるいてせんだんの木につくり・又女人・天女・仏につくりまいらせて候へども火をつけて・やき候へばべちの香なし・くそくさし、そのやうに・ものをころし・ぬすみをしてそのはつををとりて功徳善根をして候へども・かへりて悪となる。
須達長者と申せし人は月氏第一の長者ぎをん精舎をつくりて仏を入れまいらせたりしかども彼の寺焼けてあと
タイトル | 聖寿 | 対告衆 | 述作地 |
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窪尼御前御返事 | 59 | 身延 | |
窪尼御前御返事 | 60 |
日蓮大聖人御書
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窪尼御前御返事 窪尼御前御返事 1,485ページ
窪尼御前御返事
窪尼御前御返事 弘安三年六月 五十九歳御作
仏の御弟子の中にあなりちと申せし人はこくぼん王の御子いえにたからを・みてて・おはしき、のちに仏の御でしとなりては天眼第一のあなりちとて三千大千世界を御覧ありし人、法華経の座にては普明如来とならせ給う、そのさきのよの事をたづぬれば・ひえのはんを辟支仏と申す仏の弟子にくやうせしゆへなり、いまの比丘尼はあわのわさごめ山中にをくりて法華経にくやうしまいらせ給う、いかでか仏にならせ給はざるべき、恐恐謹言。
六月二十七日 日 蓮 花押
くぼの尼御前御返事
窪尼御前御返事
窪尼御前御返事 弘安四年十二月 六十歳御作
しなじなのものをくり給て候。
善根と申すは大なるによらず又ちいさきにもよらず・国により人により時により・やうやうにかわりて候、譬へばくそをほして・つきくだき・ふるいてせんだんの木につくり・又女人・天女・仏につくりまいらせて候へども火をつけて・やき候へばべちの香なし・くそくさし、そのやうに・ものをころし・ぬすみをしてそのはつををとりて功徳善根をして候へども・かへりて悪となる。
須達長者と申せし人は月氏第一の長者ぎをん精舎をつくりて仏を入れまいらせたりしかども彼の寺焼けてあと
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