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日は西よりいづる世・月は地よりなる時なりとも・仏の言むなしからじとこそ定めさせ給いしか、これをもつて・おもうに慈父過去の聖霊は教主釈尊の御前にわたらせ給い・だんなは又現世に大果報をまねかん事疑あるべからず、かうじんかうじん。
建治二年正月十九日 日 蓮 花押
南条殿御返事
南条殿御返事
南条殿御返事 建治二年三月 五十五歳御作
いものかしら・河のり・又わさび・一一・人人の御志承り候いぬ、鳥のかいごをやしなひ・牛の子を牛のねぶるが如し、夫れ衣は身をつつみ・食は命をつぐ、されば法華経を山中にして読みまいらせ候人を・ねんごろに・やしなはせ給ふは、釈迦仏をやしなひまいらせ・法華経の命をつぐにあらずや、妙荘厳王は三聖を山中にやしなひて・沙羅樹王仏となり、檀王は阿私仙人を供養して釈迦仏とならせ給ふ、されば必ずよみかかねども・よみかく人を供養すれば仏になる事疑ひなかりけり、経に云く「是の人仏道に於て決定して疑有ること無けん」南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。
建治二年三月十八日 日 蓮 花押
謹上 南条殿御返事
橘三郎殿・太郎大夫殿・一紙に云云恐れ入り候、返す返すははき殿読み聞かせまいらせ給へ。
タイトル | 聖寿 | 対告衆 | 述作地 |
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南条殿御返事 | 55 | 南条七郎次郎 | 身延 |
南条殿御返事 | 55 | 身延 |
日蓮大聖人御書
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南条殿御返事 南条殿御返事 1,530ページ
日は西よりいづる世・月は地よりなる時なりとも・仏の言むなしからじとこそ定めさせ給いしか、これをもつて・おもうに慈父過去の聖霊は教主釈尊の御前にわたらせ給い・だんなは又現世に大果報をまねかん事疑あるべからず、かうじんかうじん。
建治二年正月十九日 日 蓮 花押
南条殿御返事
南条殿御返事
南条殿御返事 建治二年三月 五十五歳御作
いものかしら・河のり・又わさび・一一・人人の御志承り候いぬ、鳥のかいごをやしなひ・牛の子を牛のねぶるが如し、夫れ衣は身をつつみ・食は命をつぐ、されば法華経を山中にして読みまいらせ候人を・ねんごろに・やしなはせ給ふは、釈迦仏をやしなひまいらせ・法華経の命をつぐにあらずや、妙荘厳王は三聖を山中にやしなひて・沙羅樹王仏となり、檀王は阿私仙人を供養して釈迦仏とならせ給ふ、されば必ずよみかかねども・よみかく人を供養すれば仏になる事疑ひなかりけり、経に云く「是の人仏道に於て決定して疑有ること無けん」南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。
建治二年三月十八日 日 蓮 花押
謹上 南条殿御返事
橘三郎殿・太郎大夫殿・一紙に云云恐れ入り候、返す返すははき殿読み聞かせまいらせ給へ。
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