御書本文
下種三種教相の本迹 二種は迹門・一種は本門なり、本門の教相は教相の主君なり、二種は二十八品・一種は題目なり、題目は観心の上の教相なり。
五味主の中の主の本迹 日蓮が五味は横竪共に五味の主の修行なり、五味は即本門・修行は即迹門なり。
本種師弟不変の本迹 久遠実成の自受用身は本・上行菩薩は迹なり、三世常恒不変の約束なり。
本種父子常住の本迹 義理上に同じ、久遠の名字即の俗諦常住の父子は今日蓮が修行に殊ならず、世間相常住是なり。
四土具足の本迹 三土は迹・常寂光土は本なり、四土即常寂光・寂光即四土の浄土は唯本門弘経の道場なり。
下種感応日月の本迹 下種の仏は天月・脱仏は池月なり。天台云く不識天月但観池月云云。
下種随縁不変の本迹 体用同時の真実・真如・一口の首題なり、本有の迹・本有の一念三千是なり、随縁不変一念寂照の本迹なり。
下種九法妙の本迹 久遠下種の妙法は本・已来の九法は迹なり。
下種人天の本迹 久遠下種の妙法は本なり、已来の人天は迹なり。
下種八相八苦習合実勝の本迹 脱の八相は迹・種の八相は本・脱の八苦は迹・種の八苦は本なり煩悩即菩提・生死即涅槃・常在此不滅と云えり。
タイトル | 聖寿 | 対告衆 | 述作地 |
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百六箇抄 | 59 | 日興 | 身延 |
日蓮大聖人御書
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百六箇抄 866ページ
下種三種教相の本迹 二種は迹門・一種は本門なり、本門の教相は教相の主君なり、二種は二十八品・一種は題目なり、題目は観心の上の教相なり。
五味主の中の主の本迹 日蓮が五味は横竪共に五味の主の修行なり、五味は即本門・修行は即迹門なり。
本種師弟不変の本迹 久遠実成の自受用身は本・上行菩薩は迹なり、三世常恒不変の約束なり。
本種父子常住の本迹 義理上に同じ、久遠の名字即の俗諦常住の父子は今日蓮が修行に殊ならず、世間相常住是なり。
四土具足の本迹 三土は迹・常寂光土は本なり、四土即常寂光・寂光即四土の浄土は唯本門弘経の道場なり。
下種感応日月の本迹 下種の仏は天月・脱仏は池月なり。天台云く不識天月但観池月云云。
下種随縁不変の本迹 体用同時の真実・真如・一口の首題なり、本有の迹・本有の一念三千是なり、随縁不変一念寂照の本迹なり。
下種九法妙の本迹 久遠下種の妙法は本・已来の九法は迹なり。
下種人天の本迹 久遠下種の妙法は本なり、已来の人天は迹なり。
下種八相八苦習合実勝の本迹 脱の八相は迹・種の八相は本・脱の八苦は迹・種の八苦は本なり煩悩即菩提・生死即涅槃・常在此不滅と云えり。
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