御書本文

兵衛志殿女房御返事 兵衛志殿御返事
1,108ページ

兵衛志殿女房御返事

 兵衛志殿女房御返事
 兵衛志殿女房絹片裏給い候、此の御心は法華経の御宝前に申し上げて候、まこととはをぼへ候はねども此の御房たちの申し候は御子どもはなし・よにせけんふつふつと・をはすると申され候こそなげかしく候へどもさりともとをぼしめし候へ、恐恐。
 十一月廿五日 日 蓮在御判
 兵衛志殿女房御返事

兵衛志殿御返事

 兵衛志殿御返事

 我が法華経も本迹和合して利益を無量にあらはす、各各二人又かくのごとし二人同心して大御所・守殿・法華堂・八幡等つくりまいらせ給うならば此れは法華経の御利生とをもわせ給わざるべき、二人一同の儀は車の二つのわの如し鳥の二つの羽のごとし、設い妻子等の中のたがわせ給うとも二人の御中・不和なるべからず、恐れ候へども日蓮をたいとしとをもひあわせ給へ、もし中不和にならせ給うならば二人の冥加いかんがあるべかるらめと思しめせ、あなかしこあなかしこ、各各みわきかたきもたせ給いたる人人なり、内より論出来れば鷸蚌の相扼も漁夫のをそれ有るべし、南無妙法蓮華経と御唱えつつしむべし・つつしむべし、恐恐。
 十一月十二日 日 蓮在御判
 ひやうえの志殿御返事

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タイトル 聖寿 対告衆 述作地
兵衛志殿女房御返事     身延
兵衛志殿御返事     身延

日蓮大聖人御書

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兵衛志殿女房御返事

 兵衛志殿女房御返事
 兵衛志殿女房絹片裏給い候、此の御心は法華経の御宝前に申し上げて候、まこととはをぼへ候はねども此の御房たちの申し候は御子どもはなし・よにせけんふつふつと・をはすると申され候こそなげかしく候へどもさりともとをぼしめし候へ、恐恐。
 十一月廿五日 日 蓮在御判
 兵衛志殿女房御返事

兵衛志殿御返事

 兵衛志殿御返事

 我が法華経も本迹和合して利益を無量にあらはす、各各二人又かくのごとし二人同心して大御所・守殿・法華堂・八幡等つくりまいらせ給うならば此れは法華経の御利生とをもわせ給わざるべき、二人一同の儀は車の二つのわの如し鳥の二つの羽のごとし、設い妻子等の中のたがわせ給うとも二人の御中・不和なるべからず、恐れ候へども日蓮をたいとしとをもひあわせ給へ、もし中不和にならせ給うならば二人の冥加いかんがあるべかるらめと思しめせ、あなかしこあなかしこ、各各みわきかたきもたせ給いたる人人なり、内より論出来れば鷸蚌の相扼も漁夫のをそれ有るべし、南無妙法蓮華経と御唱えつつしむべし・つつしむべし、恐恐。
 十一月十二日 日 蓮在御判
 ひやうえの志殿御返事


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