御書本文
八講はいつにて候やらん。
七月十七日 日 蓮在御判
武蔵殿御房
破良観等御書
破良観等御書
良観・道隆・悲願聖人等が極楽寺・建長寺・寿福寺・普門寺等を立てて叡山の円頓大戒を蔑如するが如し、此れは第一には破僧罪なり・二には仏の御身より血を出だす、今の念仏者等が教主釈尊の御入滅の二月十五日を・をさへとり・阿弥陀仏の日とさだめ仏生日の八日をば薬師仏の日といゐ、一切の真言師が大日如来をたのみて教主釈尊は無明に迷える仏・我等が履とりにも及ばず結句は灌頂して釈迦仏の頭をふむ、禅宗の法師等は教外別伝とののしりて一切経をば・ほんぐには・をとり我等は仏に超過せりと云云、此は南印度の大慢ばら門がながれ出仏身血の一分なり、第三に蓮花比丘尼を打ちころす・これ仏の養母にして阿羅漢なり、此れは阿闍世王の提婆達多をすてて仏につき給いし時いかりをなして大火・胷をやきしかば・はらをすへかねて此の尼のゆきあひ候たりしを打ち殺せしなり、今の念仏者等が念仏と禅と律と真言とをせめられて・のぶるかたわなし、結句は檀那等をあひかたらひて日蓮が弟子を殺させ・予が頭等にきずをつけ・ざんそうをなして二度まで流罪・あわせて頸をきらせんと・くわだて・弟子等数十人をろうに申し入るるのみならず、かまくら内に火をつけて日蓮が弟子の所為なりとふれまわして一人もなく失わんとせしが如し。
而るに提婆達多が三逆罪は仏の御身より血をいだせども爾前の仏・久遠実成の釈迦にはあらず、殺羅漢も爾前
タイトル | 聖寿 | 対告衆 | 述作地 |
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武蔵殿御消息 | |||
破良観等御書 |
日蓮大聖人御書
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武蔵殿御消息 破良観等御書 1,289ページ
八講はいつにて候やらん。
七月十七日 日 蓮在御判
武蔵殿御房
破良観等御書
破良観等御書
良観・道隆・悲願聖人等が極楽寺・建長寺・寿福寺・普門寺等を立てて叡山の円頓大戒を蔑如するが如し、此れは第一には破僧罪なり・二には仏の御身より血を出だす、今の念仏者等が教主釈尊の御入滅の二月十五日を・をさへとり・阿弥陀仏の日とさだめ仏生日の八日をば薬師仏の日といゐ、一切の真言師が大日如来をたのみて教主釈尊は無明に迷える仏・我等が履とりにも及ばず結句は灌頂して釈迦仏の頭をふむ、禅宗の法師等は教外別伝とののしりて一切経をば・ほんぐには・をとり我等は仏に超過せりと云云、此は南印度の大慢ばら門がながれ出仏身血の一分なり、第三に蓮花比丘尼を打ちころす・これ仏の養母にして阿羅漢なり、此れは阿闍世王の提婆達多をすてて仏につき給いし時いかりをなして大火・胷をやきしかば・はらをすへかねて此の尼のゆきあひ候たりしを打ち殺せしなり、今の念仏者等が念仏と禅と律と真言とをせめられて・のぶるかたわなし、結句は檀那等をあひかたらひて日蓮が弟子を殺させ・予が頭等にきずをつけ・ざんそうをなして二度まで流罪・あわせて頸をきらせんと・くわだて・弟子等数十人をろうに申し入るるのみならず、かまくら内に火をつけて日蓮が弟子の所為なりとふれまわして一人もなく失わんとせしが如し。
而るに提婆達多が三逆罪は仏の御身より血をいだせども爾前の仏・久遠実成の釈迦にはあらず、殺羅漢も爾前
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