御書本文

根露枝枯御書 南無御書
1,299ページ

根露枝枯御書

 根露枝枯御書

 三論宗も分別ならざる証文をもつて立てたりしかば・盲目の衆生に値うて誑惑せしかども・明眼の智者に値うて邪義顕れぬ、此れ即根露るれば枝枯れ源乾けば流竭く自然の道理なり、念仏宗・禅宗と真言とは其の根本謬悞を本とし誑惑を源とせり、其の根源顕れなば設い日蓮はいやしくとも天のはからひ大法流布の時来るならば・彼の悪法やぶれて此の真実の法立つ事疑なかるべし。
 すでに此の悪法消えんとするは汝知るやいなや、日蓮をいやしみて・さんざんとするほどにく。

南無御書

 南 無 御 書

 堂塔つくらず布施まいらせずらん、をしき物は命ばかりなり、これを法華経にまいらせんとをもし、三世の仏は皆凡夫にてをはせし時・命を法華経にまいらせて仏になり給う、此の故に一切の仏の始には南無と申す・南無と申すは月氏の語・此の土にては帰命と申すなり、帰命と申すは天台の釈に云く「命を以て自ら帰す」等云云、命を法華経にまいらせて仏にはならせ給う、日蓮今度命を法華経にまいらせて。

前のページ
タイトル 聖寿 対告衆 述作地
根露枝枯御書      
南無御書      

日蓮大聖人御書

検索結果詳細 御書本文

根露枝枯御書 南無御書 1,299ページ

根露枝枯御書

 根露枝枯御書

 三論宗も分別ならざる証文をもつて立てたりしかば・盲目の衆生に値うて誑惑せしかども・明眼の智者に値うて邪義顕れぬ、此れ即根露るれば枝枯れ源乾けば流竭く自然の道理なり、念仏宗・禅宗と真言とは其の根本謬悞を本とし誑惑を源とせり、其の根源顕れなば設い日蓮はいやしくとも天のはからひ大法流布の時来るならば・彼の悪法やぶれて此の真実の法立つ事疑なかるべし。
 すでに此の悪法消えんとするは汝知るやいなや、日蓮をいやしみて・さんざんとするほどにく。

南無御書

 南 無 御 書

 堂塔つくらず布施まいらせずらん、をしき物は命ばかりなり、これを法華経にまいらせんとをもし、三世の仏は皆凡夫にてをはせし時・命を法華経にまいらせて仏になり給う、此の故に一切の仏の始には南無と申す・南無と申すは月氏の語・此の土にては帰命と申すなり、帰命と申すは天台の釈に云く「命を以て自ら帰す」等云云、命を法華経にまいらせて仏にはならせ給う、日蓮今度命を法華経にまいらせて。


  • 自由語検索
※複数入力の場合、単語をスペースで区切ってください。
検索オプション