御書本文
たてて其の面に南無妙法蓮華経の七字を顕して・をはしませば、北風吹けば南海のいろくづ其の風にあたりて大海の苦をはなれ・東風きたれば西山の鳥鹿・其の風を身にふれて畜生道をまぬかれて都率の内院に生れん、況や・かのそとばに随喜をなし手をふれ眼に見まいらせ候人類をや、過去の父母も彼のそとばの功徳によりて天の日月の如く浄土をてらし・孝養の人並びに妻子は現世には寿を百二十年持ちて後生には父母とともに霊山浄土にまいり給はん事・水すめば月うつり・つづみをうてば・ひびきのあるがごとしと・をぼしめし候へ等云云、此れより後後の御そとばにも法華経の題目を顕し給へ。
弘安二年己卯十一月卅日 身延山 日 蓮 花押
中興入道殿女房
是日尼御書
是日尼御書
さどの国より此の甲州まで入道の来りたりしかば・あらふしぎやとをもひしに・又今年来りなつみ水くみたきぎこりだん王の阿志仙人につかへしが・ごとくして一月に及びぬる不思議さよ、ふでをもちてつくしがたし、これひとへに又尼ぎみの御功徳なるべし、又御本尊一ぷくかきてまいらせ候、霊山浄土にては・かならずゆきあひ・たてまつるべし、恐恐謹言。
卯月十二日 日 蓮
尼是日
タイトル | 聖寿 | 対告衆 | 述作地 |
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中興入道消息 | 58 | 中興入道女房 | 身延 |
是日尼御書 | 身延 |
日蓮大聖人御書
検索結果詳細 御書本文
中興入道消息 是日尼御書 1,335ページ
たてて其の面に南無妙法蓮華経の七字を顕して・をはしませば、北風吹けば南海のいろくづ其の風にあたりて大海の苦をはなれ・東風きたれば西山の鳥鹿・其の風を身にふれて畜生道をまぬかれて都率の内院に生れん、況や・かのそとばに随喜をなし手をふれ眼に見まいらせ候人類をや、過去の父母も彼のそとばの功徳によりて天の日月の如く浄土をてらし・孝養の人並びに妻子は現世には寿を百二十年持ちて後生には父母とともに霊山浄土にまいり給はん事・水すめば月うつり・つづみをうてば・ひびきのあるがごとしと・をぼしめし候へ等云云、此れより後後の御そとばにも法華経の題目を顕し給へ。
弘安二年己卯十一月卅日 身延山 日 蓮 花押
中興入道殿女房
是日尼御書
是日尼御書
さどの国より此の甲州まで入道の来りたりしかば・あらふしぎやとをもひしに・又今年来りなつみ水くみたきぎこりだん王の阿志仙人につかへしが・ごとくして一月に及びぬる不思議さよ、ふでをもちてつくしがたし、これひとへに又尼ぎみの御功徳なるべし、又御本尊一ぷくかきてまいらせ候、霊山浄土にては・かならずゆきあひ・たてまつるべし、恐恐謹言。
卯月十二日 日 蓮
尼是日
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