御書本文

御義口伝巻下
796ページ

御義口伝に云く十界己己の当体の言語は妙法蓮華の授記なれば清浄の授記なり、清浄の授記なれば十界三千の仏なり、爰を以て仏南無妙法蓮華経と授記するなり云云。

一化城喩品
御義口伝に云く妙法の化城なれば十界同時の無常なり、蓮華の化城なれば十界三千の開落なり、常住・無常倶に妙法蓮華経の全体なり、化城宝処は生死本有なり生死本有の体とは南無妙法蓮華経なり、釈に云く「起は是れ法性の起滅は是れ法性の滅」と。
一五百品
御義口伝に云く此の品には五百弟子授記作仏すと現文に見えたり、然りと雖も妙法の五百なれば十界三千皆五百の弟子なり、蓮華の弟子なれば又清浄なり、所詮十界三千南無妙法蓮華経の弟子に非ずと云う事なし此の経の授記是なり云云。
一人記品
御義口伝に云く此の品には学・無学の聖者来つて成仏するなり、既に妙法頂戴の学・無学なれば十界互具・三千具足の学・無学なり妙法の学・無学なるが故に不思議の十界に煩悩未だ尽くさざるなり蓮華の学・無学なれば十界三千清浄の開落なり、此の学・無学何物ぞや学とは法なり無学とは妙なり所謂南無妙法蓮華経なり云云。
一法師品
御義口伝に云く妙法の法師なれば十界皆妙法受持の一句一偈の法師なり、蓮華の法師なれば十界三千・清浄の法師なり、十界衆生の色法は能持の人なり十界の心性は所持の法なり、仍つて色心共に法師にして自行化他を

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タイトル 聖寿 対告衆 述作地
御義口伝巻下     身延

日蓮大聖人御書

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御義口伝巻下 796ページ

御義口伝に云く十界己己の当体の言語は妙法蓮華の授記なれば清浄の授記なり、清浄の授記なれば十界三千の仏なり、爰を以て仏南無妙法蓮華経と授記するなり云云。

一化城喩品
御義口伝に云く妙法の化城なれば十界同時の無常なり、蓮華の化城なれば十界三千の開落なり、常住・無常倶に妙法蓮華経の全体なり、化城宝処は生死本有なり生死本有の体とは南無妙法蓮華経なり、釈に云く「起は是れ法性の起滅は是れ法性の滅」と。
一五百品
御義口伝に云く此の品には五百弟子授記作仏すと現文に見えたり、然りと雖も妙法の五百なれば十界三千皆五百の弟子なり、蓮華の弟子なれば又清浄なり、所詮十界三千南無妙法蓮華経の弟子に非ずと云う事なし此の経の授記是なり云云。
一人記品
御義口伝に云く此の品には学・無学の聖者来つて成仏するなり、既に妙法頂戴の学・無学なれば十界互具・三千具足の学・無学なり妙法の学・無学なるが故に不思議の十界に煩悩未だ尽くさざるなり蓮華の学・無学なれば十界三千清浄の開落なり、此の学・無学何物ぞや学とは法なり無学とは妙なり所謂南無妙法蓮華経なり云云。
一法師品
御義口伝に云く妙法の法師なれば十界皆妙法受持の一句一偈の法師なり、蓮華の法師なれば十界三千・清浄の法師なり、十界衆生の色法は能持の人なり十界の心性は所持の法なり、仍つて色心共に法師にして自行化他を


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