御書本文

星名五郎太郎殿御返事 大豆御書 寿量品得意抄
1,210ページ

く候、恐恐。
 十二月五日 日 蓮花押
 星名五郎太郎殿御返事

大豆御書

 大 豆 御 書 文永七年十月 四十九歳御作

 大豆一石かしこまつて拝領し畢んぬ法華経の御宝前に申し上候、一渧の水を大海になげぬれば三災にも失せず一華を五浄によせぬれば劫火にもしぼまず、一豆を法華経になげぬれば法界みな蓮なり、恐惶謹言。
 十月二十三日 日 蓮花押
 御所御返事

寿量品得意抄

 寿量品得意抄 文永八年四月 五十歳御作

 教主釈尊寿量品を説き給うに・爾前迹門のききをあげて云く「一切世間の天人及び阿修羅は皆今の釈迦牟尼仏は釈氏の宮を出でて伽耶城を去ること遠からず道場に坐して阿耨多羅三藐三菩提を得たりと謂えり」云云、此の文の意は初め華厳経より終り法華経・安楽行品に至るまで一切の仏の御弟子・大菩薩等の知る処の思いの心中をあげたり、爾前の経に二つの失あり、一には「行布を存する故に仍未だ権を開せず」と申して迹門方便品の十如是の一念三千・開権顕実・二乗作仏の法門を説かざる過なり、二には「始成を言う故に尚未だ迹を発わず」と申して久

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タイトル 聖寿 対告衆 述作地
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大豆御書 49   鎌倉
寿量品得意抄 50   鎌倉

日蓮大聖人御書

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く候、恐恐。
 十二月五日 日 蓮花押
 星名五郎太郎殿御返事

大豆御書

 大 豆 御 書 文永七年十月 四十九歳御作

 大豆一石かしこまつて拝領し畢んぬ法華経の御宝前に申し上候、一渧の水を大海になげぬれば三災にも失せず一華を五浄によせぬれば劫火にもしぼまず、一豆を法華経になげぬれば法界みな蓮なり、恐惶謹言。
 十月二十三日 日 蓮花押
 御所御返事

寿量品得意抄

 寿量品得意抄 文永八年四月 五十歳御作

 教主釈尊寿量品を説き給うに・爾前迹門のききをあげて云く「一切世間の天人及び阿修羅は皆今の釈迦牟尼仏は釈氏の宮を出でて伽耶城を去ること遠からず道場に坐して阿耨多羅三藐三菩提を得たりと謂えり」云云、此の文の意は初め華厳経より終り法華経・安楽行品に至るまで一切の仏の御弟子・大菩薩等の知る処の思いの心中をあげたり、爾前の経に二つの失あり、一には「行布を存する故に仍未だ権を開せず」と申して迹門方便品の十如是の一念三千・開権顕実・二乗作仏の法門を説かざる過なり、二には「始成を言う故に尚未だ迹を発わず」と申して久


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